不織布とは?素材・特徴・スパンボンド製法や厚みの違いを解説

最終更新日: 2026年9月24日 by 梅子

ラッピングの森で取り扱うラッピング資材やバッグ、アパレル資材の多くに、不織布が使われています。

一口に不織布といっても、材質や厚みによって見た目や使い勝手はさまざま。用途によって適した不織布も異なります。

この記事では、不織布の基本的な特徴やスパンボンド製法、PP・PETの違い、用途に合わせた厚みの選び方まで、不織布製品を選ぶ際に知っておきたいポイントをご紹介します。

不織布とは?素材・特徴・スパンボンド製法や厚みの違いを解説

不織布素材とは?織らない布の仕組みと特徴

「不織布(ふしょくふ)」とは、その名の通り「織られていない布」のことです。
一般的な布は、縦糸と横糸を交差させて織っていきますが、不織布は繊維を熱や圧力などで結合してシート状に仕上げます。

そのため、布のような風合いを持ちながらほつれず、軽くて加工しやすいのが特長です。
比較的安価でありながら、紙やポリ袋とは異なるファブリック感を演出できることから、ラッピング資材やバッグ、アパレル用の内袋などにも広く使われています。

不織布はどう作られる?スパンボンド製法の特徴

不織布の製造方法には、ケミカルボンド法やニードルパンチ法などさまざまな種類がありますが、
ラッピングの森で取り扱っている不織布は、主に「スパンボンド製法」で生産されています。

スパンボンド製法では、合成樹脂を熱で溶かし、
細い糸のように伸ばした繊維をシート状に重ねて作ります。
その後、熱と圧力を加えて繊維同士を接合し、不織布として仕上げます。

生地表面にある凸凹模様は、
この接合工程で行う「熱エンボス加工」によって作られています。

不織布のエンボス

簡単に言うと、合成樹脂を熱で溶かしてソーメンのように細く伸ばし、
それを平らに重ねて圧着したものが、スパンボンド製法の不織布です。

スパンボンド不織布の製造方法図解

スパンボンド製法の不織布は、
軽くて丈夫、ほつれにくく加工しやすいことが特長です。
そのため、不織布バッグ・ラッピング袋・アパレル包装資材など、
さまざまな包装資材に広く使われています。

ラッピングやバッグで使われる不織布素材の違い

ラッピングの森で取り扱っている不織布製品には、
主に「ポリプロピレン不織布」と「ポリエステル不織布」の2種類があります。
素材によって、質感や用途、対応できる印刷方法が異なります。

■ポリプロピレン不織布

ラッピングの森で取り扱っている不織布製品の多くに使用されている素材です。生地そのものに色を付ける「原着」により、さまざまなカラーの製品があります。

軽くて丈夫で扱いやすく、ラッピング袋や不織布バッグなど幅広い製品に使用されています。
名入れには主にシルク印刷を使用し、企業ロゴや店舗名などをくっきり印刷したい用途に適しています。

■ポリエステル不織布

ラッピングの森では、主に高温転写印刷に対応する製品に使用しています。

ポリエステル(PET)はポリプロピレン(PP)よりも融点が高く、高温で行う昇華転写に対応できるのが特長です。写真やグラデーションを含むフルカラー印刷が可能で、オリジナルデザインを鮮やかに表現できます。
※高温転写に対応できる製品は限られています。

不織布は厚みで使い方が変わる

不織布は、厚みを表す「g/m²(グラム毎平方メートル)」という単位で表記されることが一般的です。
一般的に、薄手になるほど価格を抑えやすい反面、中身が透けやすくなります。厚手になるほど価格は上がりますが、中身が透けにくく、しっかりとした印象になります。

すべての商品で厚みを選べるわけではありませんが、一部の商品では厚み違いをご用意しています。用途だけでなく、価格と見た目のバランスも厚みを選ぶポイントです。

ラッピングの森では、
12~23g程度の薄手不織布は、
主にアパレル用の梱包資材として使用されています。
軽くかさばりにくいため、
洋服カバーや内袋などに適しています。

使用例:【不織布製平袋(中)ふつう《20g》】

20gの不織布

ラッピング資材では、40g~75g程度の不織布がよく使われています。

厚みがありすぎると、
リボン結びや口留めがしにくくなり、
上部に作るじゃばら部分もごわつきやすくなるためです。
そのため、ラッピング資材では比較的薄手の不織布が多く使用されています。

使用例:【ソフトバッグベーシック S5】

40gの不織布

一方、不織布バッグでは40~100g程度が使用されており、
カタログや販促物を入れる展示会バッグには、
丈夫な厚手タイプがよく使用されています。

使用例:【不織布アドバッグ 厚手《100g》 A4縦マチなし】

100gの不織布
用途よく使われる厚み
アパレル包装12~23g
ラッピング袋40~75g
不織布バッグ40~100g

まとめ|不織布素材の特徴を知ると選びやすくなる

不織布は、素材や製法、厚みによって、 見た目や使い勝手が大きく異なります。

ラッピング袋・不織布バッグ・アパレル包装資材など、
用途に合わせて素材を選ぶことで、 使いやすさや見た目の印象も変わります。

ラッピングの森では、 用途に合わせた不織布製品を多数取り扱っています。
素材や厚みに迷った際は、 ぜひ無料サンプルもご活用ください。

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よくあるご質問|不織布ってこういうところが気になります!

Q. 不織布って、シールがつかないって本当ですか?
A. はい、多くの不織布には表面に凹凸(エンボス加工)があり、通常のシールはつきにくいです。
「タイ付き袋」やタグ付き仕様など、別の留め方をご検討ください。
👉【不織布にシールが付かない理由とは?】

Q. 名入れはできますか?
A. 名入れ印刷は可能ですので、ご相談ください。
👉名入れ対応ページはこちらから

Q. 保管時にシワがついてしまいました。対策はありますか?
A. 不織布は熱に弱いため、アイロンを使用する際は低温設定&あて布を必ず使用してください。詳しくは以下のガイドをご覧ください:
👉 不織布のシワ対策ガイド